劇場ゆめ空間とは?
地元の方々が主役になって、プロの演出家・振付家・ダンサーと一緒に本格的な舞台芸術作品を創りあげるプログラムです。 『だれでもダンスの楽しさが実感できる』ワークショップを通じて、経験がなくても本格的な芸術舞台作品に参加できます。
文化庁芸術の魅力発見事業として、人ぐるみ、町ぐるみでおこなう芸術文化交流に貢献します。
実施内容は、以下のように6日間のワークショップと、1日の参加公演の2段階に分かれています。
公演作りの体験ワークショップ
講師:川野眞子 指導:ナチュラルダンステアトルメンバー
2. 公演(所要時間:1日)
市民参加公演 劇場ゆめ空間
演出:中村しんじ 振付、ナビゲーター:川野眞子
どんなところが個性的?
この企画は、プロのダンサーが普段行っているリハーサルを丸ごとゲーム化することから常識をひっくり返すダンスワークショップの研究がその土台にあります。
誰もやったことがないゲームは、みんな初心者、だから経験はいりません。
そこからあたらしい表現や発見と出会う興奮は、人のやる気・心意気を引き出します。
ゲームを夢中で楽しむうち、気がついたら踊ってた、気がついたら踊れてた、自ら気づく感触を味わってもらうことができます。
また、経験を問わず、年代を超えた人たちが一緒に公演に参加できるように、舞台制作(演出、振付、指導、美術、衣装)の軽量化など様々な工夫を凝らしています。
地元のコーラスの方々とプロのダンサーがコラボレーションする未知との遭遇は、表現の幅を広げ、本来の舞台芸術の魅力に触れてもらうことができます。またそうした地元の活動の彩をあらためて紹介することにつながります。この企画を通じて出会った方々自ら再結成して地域のお祭りに参加したり、ダンスと演劇で一緒に表現のワークショップを地元の幼稚園で実施するなどの後の交流につながっています。
ダンス、芸術、それ以前に人と出会う興奮、交流が広がる喜びほど、心を揺さぶり動かすものはない。吸収する楽しさ、その先にもっとやりたいものが見つかる。地元の方々が多く参加することは、より多くの人たちに劇場に足を運んでもらう解決策につながります。
参加した人の反応は?
■富山県19歳女性(観客)
「芸術の本来のあり方がとってもわかりやすく明示されていて、それでもってユーモアがあって私は大好きです」
■無記名(観客)
「「ことば=こころ=ひかり=おと」そして「からだ」すべての事が同じものをさしている表現というものに心動かされました。とりつくろうものや偽りのない舞台に思えました。「からだ」と「こころ」は同じなのですね。」
■富山県72歳男性(観客)
「すばらしかった。特に個人のイメージを大切にしておどる精神が!!」
■富山県42歳女性(参加者)
「ミートメソッドがとっても好きです。気持ちがわき上がるような、熱くなって行くような。人と人の関係も同じなのかなと。」
■富山県50歳男性(参加者)
「今回のワークショップを通して閉じていた体がひらかれたという感覚が得られた、特にミートメソッドをやっている時、手の平の真中が熱くなりその後体が楽になる感じ、不思議な感覚がありました。」
■富山県11歳女の子(参加者)
「ナチュラルの人たちがやさしく教えてくれたし、おどりもほんとに楽しかった。音楽も好きです!(表現することが楽しい!!」
■富山県26歳女性(参加者)
「踊る事に対するコンプレックスが無くなった事に感謝感謝。楽しかったです。体が痛くても音がなると動けてしまう自分の底力にびっくりしました。同じ動きでも人それぞれ個性があって、それを生かせるダンスは素敵だなぁと思いました。」
メッセージ from 川野眞子(ワークショップ講師)
NO BORDER!
基本ともかく自ら踊り場を狭くする必要はなかろうという考えを持っています。ダンス界には<踊れる人>と<踊れない人>という基準が暗黙の了解として存在し、それをどう理解・解釈するかによって自ずと変わってくるのは、踊り場だといって良いでしょう。そのことによって狭くもなるし、広げることもできる。ナチュラルのメンバーとワークショップのプログラム開発をしているときほど楽しいひとときはありません。草の根的にやれる仕事を自分たちの手で耕し、世の中にお届けする<労働力>、それが莫大な人との出会いを生み出します。
海外のアーティストとコラボレーションを行う際も、ダンス経験のない人たちと一緒に公演を創りあげる際も、未知のものたちに出会う考え方の中で、信頼関係を築く点、オリジナリティーを試される点、からいえば感覚的にまったく同じことです。互いに何かを生み出す信頼関係、そこに理由はいらないということでしょう。<身体>と<空間>が感知できる間は、それを楽しむべし。
国内外で上演する舞台芸術作品に、ダンスの経験を問わず!?市民が参加できる
アーティストが民間で幅広い人たちと触れ合いながら舞台芸術を創りあげる活動は、イギリスやヨーロッパ各地ではすでに盛んに行われています。残念なことに日本ではそのような活動があることは、まだ一般的にあまり知られていません。わたしたちはまず子供から大人までまたダンス経験の無い人たちにもダンスの楽しさが実感できるダンス・メソッド(手法)を開発したことから参加する人たち、またそれを見にくる人たちが五感からそこに入れる工夫を満載しています。ダンスを通じてもっと五感を使って生きるすべをなんとか広げたいと思っているんです。
五感を使って楽しむ方法を知っているのと、知らないのとでは、子供たちや青少年、また若者たちの将来性は大きく違ってくるのではないでしょうか。また『明日をどう生きるか』というテーマを芸術作品を通じて身体を動かす楽しみから自然に取り込んでいけることにも大きな意味があると思います。その中で人とつながることが楽しい!!ゼロからものを創るのって楽しい!!すごいっ!!って体感がともなっていること、それを空間で表現できることをのびのびと感じ取って欲しいんです。
楽しみはダンスだけじゃな~い。空間表現の冥利に触れる!!
特に”動く装置”に子供たちがどう反応するかとても楽しみなところです。(*劇場ゆめ空間で行う公演「さーかす」では、大きな布が動くシーンがあります。動く装置はその布のことです。)わたしたちは公演「さーかす」の度にこの装置を運びこむわけですが、そうした苦労も吹っ飛んでしまうぐらい、舞台空間で巨大なテントやクラゲになって泳ぐ姿は圧巻です!!それを見ていると自然界の大きなものに包まれているような気持ちになります。この装置を創ったのは美術家の宇野萬さんです、少年のような心を持ったおじさんです。それを動かすのはナチュラルのメンバー。すべて手作り、手動で動かしています。人の手で生み出す創造的な空間の持つ力を身近に味わって欲しい!!
活動履歴
2007年
■7月15日(日)~21日(木)/富山県黒部市国際文化センター コラーレ
主催:富山コンテンポラリーダンスプロジェクト
共催:(財)黒部市国際文化センター 北日本新聞社
後援:富山県教育委員会 黒部市教育委員会 魚津市教育委員会 入善町教育委員会 朝日町教育委員会 北日本放送 富山テレビ放送 チューリップテレビ 富山県ケーブルTV みらーれTV FMとやま 新川コミュニティー放送
協力:ニシムラヤスコダンスファクトリー コラーレスタッフ コラーレドラマキッズ サウンドオブミュージックをみんなで創る会
2009年
■2月22日(日)~28日(土)/熊本県天草市民センター
主催:文化庁 天草市教育委員会
協力:K・DANCE 女性合唱団・彩歌(コーラス) 本渡北小PTAコーラス部 (有)ステージ・ラボ 天草ビデオクラブ
■3月22日(日)~28日(土)/富山県黒部市国際文化センター カーターホール
主催:文化庁
共催:(財)黒部市国際文化センター
後援:黒部市教育委員会 みらーれTV
協力:手話サークルトロッコの会 真美健康体操協会富山ブロック 富山県魚津高等学校
お問い合わせ
(株)アンクリエイティブ
〒150-0031 東京都渋谷区桜ヶ丘町29-24-510
TEl: 03-5458-0548
E-mail: office★ancreative.net(★は@に変えてください。)
WEBSITE: http://ancreative.net/



